身体が疲れると胃腸の調子が悪くなる時がありますよね。
そんな時の代表的な食べ物は「おかゆ」。
ですが、おかゆの気分ではない時もありますよね。
そんな時は、消化のいい食べ物を食べることがおすすめです。
消化の悪いものは胃腸への負担が増えてしまうため、できるだけ避けるようにしましょう。
消化が悪い食べ物は油分が多いもの、食物繊維が多いものがあげられます。
しかし、例外もあります。
油分は多いが乳化されているマヨネーズやバターや、食物繊維が柔らかいのでカブやニンジンは消化されやすい部類に入ります。
胃腸が弱っているときにも食べられる食材は意外にも多いので、皆様も調べてみてください^^
●カブの根に含まれる代表的な栄養素・・・
ビタミンC・水溶性食物繊維・アミラーゼ(消化酵素)
●カブの葉に含まれる代表的な栄養素・・・
β-カロテン・ビタミンC・カルシウム・カリウム
ビタミンCは血管を正常に保つ効果があります。
そのため身体を温めてくれる作用があるといわれています。
また、メラニンの生成を防いで日焼け予防になるほか、コラーゲンの生成を助ける、高い抗酸化作用によりシワなどを防いでくれるといった、美容の面でも欠かせない栄養素です。
水溶性食物繊維は、水に溶けやすい食物繊維のこと。
善玉菌のエサになるため腸内環境を整えてくれます。
通常は、不溶性食物繊維とバランスよく摂取することがいいとされていますが、不溶性食物繊維を多く含む食品は、消化に悪いとされることが多いため胃腸が弱っているときは注意が必要です。
β-カロテンは強い抗酸化作用があり、皮膚や粘膜の健康維持を助けてくれます。
不足すると胃がんになるリスクが2倍になるのだとか。
お肌の奥に隠れているシミの予備軍を減らす効果もあるそうなので、ビタミンC同様、積極的に摂っていきたいですね。
ササミは高たんぱく低カロリー食材として知られていますよね。
特にビタミンB群が多く含まれています。
疲労回復に有効であるほか、消化吸収がいい食材のため、胃腸の調子が悪いときには特にオススメの食材です。
スープで使う材料は「ササミ肉」、「カブ」、「ニンジン」、「長ネギ」、「玉子」、「中華スープの素」、「コーンクリーム缶」、「塩こうじ」。
1.ササミの下処理をして下味をつけます。
ササミの筋を取ってから小さめの一口大に切り、塩こうじを合えます。
塩こうじを使うとササミならではのパサパサ感が薄れるほか、健康面・美容面でも効果があります!(お手元になければ、塩で代用OK)
2.野菜を切ります。
ニンジンは太めの千切り、カブの根は皮をむき、皮は太めの千切り、根はくし切りにカットします。
カブは火の通りを考えて皮をむいていますが、気にならない方は皮つきのままくし切りにしてくださいね!
3.鍋にニンジンとカブの皮を入れ、ひたひたに浸かる程度の水を入れて火にかけます。
4.沸騰してきたら(1)のササミ、中華スープの素を鍋に入れます。
灰汁が出てくるので、灰汁は取り除いてください。
5.ササミに火が通ってきたらコーンクリーム缶とくし切りにカットしたカブを入れます。
カブの栄養素は熱に弱いので、煮込み過ぎないように気を付けましょう。
6.沸騰したら長ネギ、溶き卵を流し入れます。
火が通るまでかき回さないように気を付けましょう。
玉子に火が通り、味見をして塩加減を調節したらスープの出来上がりです。
見た目がきれいな玉子にするには、(5)の時点で水溶き片栗粉を混ぜておくとフワフワの玉子になりますよ♪
長ネギは消化の悪い食材ですので、胃腸の具合に考慮して加えてください。
胃腸の調子が悪くない時は、ごま油を少し垂らしてもおいしく食べていただけます。
また、このスープも味変ができます。
豆乳と味噌を加えると具沢山お味噌汁に変身して美味しく食べられます♪
【おまけ:カブの葉のお浸しの作り方】
お浸しで使う材料は「カブの葉」、「鰹節」、「白だし」です。
カブのかは4~5cm程度の長さに切り、塩ゆでします。
白だしを希釈せずに入れたタッパーに、塩ゆでして軽く水を切った下部の葉、鰹節を入れて混ぜ合わせます。
10分程度待ったら出来上がりです。
※白だしの代用として、麺つゆでもOK。
鍋にだしの素・酒・醤油・砂糖・水を入れてひと煮たちさせたものでも代用できます
野菜の甘さを感じるほっこりとしたスープです。
胃腸の調子が良くない時はもちろん、美容・健康にもつながるスープで夏を乗り切ってみてはいかがですか?