こんにちは、クルームです。
今回は、私たち身体のほとんどを構成している水分のお話。
皆さんは水分を毎日、きちんと摂れていますか?
身体を触る仕事をしていると、この人は水分をきちんと摂れているな、足りていないな・・・ということがすぐに分かります。
身体は正直なので、どんな状況かを何となく感じ取ることができるんです。
水分が足りていない方にお話を聞いてみると、「毎日水分を飲んでいるのに、おかしいなぁ」という方が多いんです。
そのまま話をもう少し聞いていると、面白いことに、ほとんどの方が何かを飲んでからトイレに行くまでの時間が短いと仰ります。
健康な方の場合、「加齢のせいで溜められる尿が減ったから」というのも一つの答えなのかもしれませんが、「加齢」という一言で決めてしまうのも気持ちが悪い・・・。
「何か別の理由が無いのか、改善する方法があるのでは?」と疑問に思い、他の答えが無いのか調べてみたものの、その理由がはっきり書かれているものを見つけられませんでした・・・・が、『「わからない」「できません」で物事を終わらすのは社会人としてダメだ』と社会人になりたての頃から当時の上司から教えられて育てられた私。
「わからない」で終わらすことが出来ず、自分なりにいろいろと考えてみました。
間違っているかもしれないけれど、いろいろと調べて出した答えについて、お話をしていこうと思います。
「飲んでいれさえすれば体内の水分が足りる」わけではありません。
お時間のある方は最後まで読んでいただけると嬉しいです。
摂った水分はどうなるのか
飲んだ水分が尿となって排出するまでの時間は3~6時間と言われています。
何かを飲んですぐにトイレに行きたくなるからとはいえ、飲んだものがすぐに尿となるだけではないですが、トイレが近いのも困りますよね・・・。
まずは水分を飲んだ後どのように私たち身体で使われているのか簡単にお伝えしますね。
飲んだ水分は、胃を通過して小腸・大腸にて吸収されて、血管を通る血液によって栄養分と共に全身の全細胞へ送られます。
水分は暑い時は汗となり、老廃物を排出するための尿となったり、お肌や髪の潤いの素となり、各組織や器官で蓄えています。
中でも筋肉量の72%が水分で構成されているそうです。
ですので身体の貯水量は筋肉量が大きく関係していきます。
この筋肉については後ほどお話していくとして、ひとまず水分が足りない方に多くみられる事をご紹介していきたいと思います。
カフェインを含む飲み物で水分補給をしている
普段から水分補給として飲んでいるものは?という問いをしてみると、「お茶(緑茶)・コーヒー・紅茶」というお答えをもらうことがあります。
これはどれもカフェインを含むもの。
カフェインは利尿効果を持つ成分で、体内の水分を流しだす効果があります。
また、カフェインには膀胱を刺激する作用もあるため、トイレが近くなりやすくなります。
しかし、それは過剰に摂った水分を外に出してくれる効果とも言い換えられるし、集中力を高める効果を持つカフェインは決して悪者ではありません。
飲みすぎがダメなだけです・・・。
ちなみにカフェインの1日の摂取量は、400㎎が適量と言われています。
各飲み物に含まれるカフェインの量はドリップコーヒー200㏄で120㎎、紅茶・ココア200㏄で60㎎、緑茶・ウーロン茶・ほうじ茶200ccで40㎎。
ただし、緑茶でも玉露や抹茶入りのものはカフェイン量が変わります。
玉露茶200㏄で320mg、抹茶200㏄で64㎎ものカフェインが含まれているため、玉露や抹茶入りの緑茶はただの緑茶に比べてカフェイン量が多くなるそうです。
飲み物だけではなくチョコレートにも含まれていて、普通のチョコレート100gで25~36mg、高カカオチョコレート100gだと68~120㎎程含まれているのだとか。
分かりやすい目安をいうと、マグカップ1杯程度のコーヒーがカフェインの適量値です。
カフェインを過剰に摂取してしまうと、めまいや心拍数の増加、不安、不眠、震え、吐き気などなどの健康被害にもつながるので気を付けてくださいね。
さて、話を戻すと・・・・
カフェインを摂ることで、利尿効果により身体の水分が抜け出てしまうわけです。
そのために、水分の摂取をしても、すぐにトイレに行きたくなる.
全ての水分が抜けるわけではないので水分補給として完全にダメだとは言いませんが、水分補給のためにカフェインを含む水分を摂取するのは効率が悪くなります。
水分としてカフェインを含むものを飲みたい場合は、カフェインを含まない水分も一緒に摂取することで身体の水分不足を防ぐことができますよ。
カリウムを多く含む飲み物をたくさん飲んでいる
カリウムを多く含む飲み物としては、ルイボスティ・あずき茶・玉露・抹茶・コーヒー・杜仲茶・コーン茶などが挙げられます。
カリウムはミネラルの一つで、体内の余分な塩分を排出してくれる成分です。
そのため血圧を下げ、むくみの改善にも一役買ってくれます。
身体に不要な塩分を排出してくれるという、とても素晴らしい効果を持つカリウムですが、裏を返せば塩分と一緒に水分も排出しているということ。
むくみや高血圧などのリスクがあるため、塩分を身体に貯めることは望ましくないですが、身体の水分も一緒に抜けてしまうため、飲みすぎるとトイレが近くなってしまいます。
その他にもお腹が緩くなってしまうことがあります。
「水分補給にお茶を飲むならカフェイン無しものを選ぶべき」という考えから、これらのお茶をカブ飲みをしていると、知らず知らずのうちに身体が水分不足を起こしているかもしれませんね。
ちなみに私自身、やけにトイレが近いと思っていたら、あずき茶とルイボスティばかり飲んでました・・・笑
筋肉不足や筋肉の質が影響している可能性
身体の組織や器官のうち、筋肉が一番貯水をしているため、筋肉の状態が大きく関係しているかもしれません。
筋肉量が少なければ貯水量も減るため、飲んでも吸収しきれずに排出されてしまいます。
ここから先は仮説の域を超えませんが、筋肉が凝り固まった状態の場合、吸収率が低下してしまっている可能性が高いです。
というのも、こり固まるということは老廃物が溜まっている状態です。
例えるならば・・・、スポンジを頭に思い浮かべていただくといいかもしれません。
筋肉が正常な場合、スポンジの細かい穴の中に水が溜まり、柔らかく弾力のある状態になります。
しかし老廃物が溜まってしまった場合は、スポンジの穴には水ではなく泥が詰まっている状態。
水を吸収させるための穴は老廃物によって蓋がされて、水を吸収できなくなってしまっていると、私は考えています。
老廃物を溜め込んだ身体は血流が悪いために身体を冷やして、さらなる脂肪や老廃物を呼ぶことになるは皆様もご存知かと思います。
血流が悪いということは、水分も運ばれにくい状態にあるとも言い換えられます。
また、皆様の身体をほぐし筋肉が柔らかくなってくると、身体の水分不足から起こる「こむら返り」をされる方もいらっしゃいます。
これは身体をほぐすことで行き渡っていなかったところへ水分がいきわたり、体内の水分が足りなくなっていると推測できるため、以上のような考察に至りました。
実際に当サロンにお越しのお客様にタイマッサージを受ける前と後を比べていただいたところ、飲み物を飲んでからトイレへ行くまでの時間が伸びたと仰る方がいらっしゃいました。
当サロンのタイマッサージは柔軟性が無い方でも無理なくストレッチができるようにアレンジを加えています。
トイレが近いと外出時などに水分補給を怠りやすくなって、血液をドロドロ状態にしてしまいます。
必ずしも当サロンのタイマッサージがトイレの近さを改善するという確証はありませんが、血行を良くして動きやすい身体へ導くことは出来ますので、ぜひお試しくださいませ。
まとめ
尿を溜める膀胱は加齢によって硬くなり、溜められる量が減るとも言われています。
しかし膀胱も器官の一つ。
血流をよくすることで膀胱自体が柔らかくなり溜められる量を増やすことも出来るかもしれません。
何事も「加齢」のせいだと決めつけてしまうのは、自分自身で老人判定を下すようなものです。
「トイレの近さ」は普段の生活を見直すだけで改善することも、身体を整えるだけで改善することもあります。
これから少しずつ暑くなり、水分補給が欠かせない季節がやってきます。
水分を飲んでもしっかりと吸収できなければ、熱中症へのリスクも高まります。
全身を整えて水分補給のできる身体へ、今までよりも身軽に動ける身体へ、肩こりや腰痛・むくみといった疲れからくる不調が当たり前ではない身体からの脱却は、今から始めても遅くありません。
ぜひ、当サロンのタイマッサージを体験していただき、今の重ダルい身体とサヨナラしませんか?
皆様のお越しを心よりお待ちしております。