腸を整えてデトックス。

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こんにちは、クルームです。

身体の中の老廃物をほぐして流すというお話はしてきましたが、今回はその先の話です。

老廃物は血液やリンパによって体内を巡り、体外へ排出されます。
排出方法は、汗・爪・髪の毛、そして尿と便などによって排出されています。
体外へ排出される老廃物の約75%が便、約20%が尿という割合なんだとか。

そう考えると、お通じをよくすることが身体の毒素や老廃物を外に出す「デトックス」に繋がるかが分かりますよね。

お通じに関する臓器

お通じに関わる臓器は「腸」なのは皆様もご存知ですよね。
腸は胃で消化された食べ物の栄養を吸収し、残りかすを集めて便を作る臓器です。
また、人の意思とは関係なく動く臓器なので「第二の脳」とも呼ばれているそうです。

腸が正常に働いてくれないと、栄養の吸収も老廃物の排出もしっかりとできなくなります。

また、腸には多くの細菌が存在し、消化が出来なかった食べ物を身体にいい栄養素に変化させてくれたり、病原体から身体を守ってくれるなど、身体に嬉しい役割を持っています。
ただし、それは腸内細菌のバランスが取れていたらのお話です。

きちんとデトックスをするためには、腸内細菌のバランスを整えてあげることが大切になってきます。

腸内にいる細菌

腸の中には数百種類の細菌が約100兆個ほど存在しているといわれています。
それらの細菌は、身体にいい善玉菌・悪いとされる悪玉菌、そしてどちらでもない中間に位置する日和見菌という、大きく分けて3種類が腸の中に住んでいます。

日和見菌は、善玉菌・悪玉菌の優勢の菌の加勢をしてくれる菌で、腸内に一番多く存在する菌でもあります。

悪玉菌は「悪者」というイメージが強いですが、全く体の中から除去するというのは身体にとって良くないことなようで、何かしら身体の役に立つ役割も担っているのだとか。

理想的な比率は、善玉菌2割、悪玉菌1割、日和見菌7割。
このバランスが崩れる事で、肥満・肌荒れ・大腸がん・糖尿病・・・・などなど、身体に様々な悪影響を及ぼしてしまいます。

悪玉菌が増えてしまうと?

肌荒れがひどくなった、便秘から抜け出せない、便やおならの臭いが気になる、腹部の張りが気になるという症状が気になる方はいませんか?

これはどれも、悪玉菌が優勢になった時に起こる症状なんです。

肉類のたんぱく質やアミノ酸を餌にしている悪玉菌は、肉食中心の偏った食生活によって悪玉菌を増殖させることになってしまいます。
食物繊維を含まない食生活もまた、善玉菌を増やすことが難しくなるため、結果的に悪玉菌が優勢の腸内へ導いてしまいます。

ですので、善玉菌優勢の腸内を作り、腸内細菌のバランスを保つことを心掛けるようにしましょう。

善玉菌を優勢にする乳酸菌

善玉菌を増やすためには、乳酸菌を摂ることは有名ですよね。
そんな乳酸菌も今はいろいろな種類があります。
「生きて腸まで届く乳酸菌」というものもありますよね。

なんでわざわざ「生きて腸に届く」と言っているのか・・・
それは、普通の乳酸菌は、腸の手前の胃で死んでしまうから。
しかし、死んでも意味があるのが乳酸菌!

善玉菌の餌になり、そして悪玉菌を吸着させる働きまで持っています。
そのため、直接生きた状態で腸に届かなくても、善玉菌は増えてくれるということ。

乳酸菌はヨーグルトをはじめとした乳製品、ぬか漬けやピクルスなどの漬物、醤油やみそなどの調味料、サラミや塩辛などの肉や魚介類など、いろいろなものに含まれています。

ただし、製法によっては含まれていないものもあるんだとか。
漬物で例をあげると、発酵をさせずに調味液で漬けられたものが当てはまります。
きちんと発酵がされていても、古いものは乳酸菌がいなくなっていることもあるそうですよ。

余談ですが、今は変わり種のぬか漬けもありますよね。
私自身も昔、自分でぬか漬けを漬けていたのですが、パプリカやオクラ、エリンギのぬか漬けにハマりました!
最終的にぬか床は、忙しさにかまけて放置したために、お別れすることになりましたが…。

話は戻りますが、「生きたまま腸に届く乳酸菌」は、そのまま食べてくださいね。
乳酸菌は熱に弱いため、加熱すると死んでしまいます。
せっかく生きて腸に届いてくれるものなので、加熱せずに食べてください^^

そして乳酸菌を摂る頻度ですが、できるだけ毎日。
毎日摂取することが、健康面の効果が出てくるのだとか。

乳酸菌を摂る方法としては「毎日ヨーグルトを食べる」という方法のほかに、いろいろなものを摂ることもいいそうです。
乳酸菌にもたくさんの種類があり、人それぞれの身体に合った乳酸菌というのが存在するのだとか。
毎日いろいろなものを食べて、「肌質が変わった」・「お通じが変わった」というような、ご自身の身体の状態を見比べるのも面白いかもしれませんね♪

またまた余談ですが、発酵食品を組み合わせて調理をするとうまみがアップするのはご存知ですか?
組合せても合わないものもあるそうですが、私が以前やってみて意外においしかったコラボは・・・
「スンドゥブの素×味噌×ヨーグルト」
想像するとマズそうですが、意外においしかったですよ♪
奇跡的にちょうどいい分量で合わさってくれただけかもしれませんが、酸味の効いたものがお嫌いでなければ試してみてください 笑
(写真は普通のスンドゥブです。)

善玉菌のエサになる食物繊維とオリゴ糖

死んだ乳酸菌も善玉菌の餌となりますが、その他にも食物繊維やオリゴ糖も同じように餌となって腸内環境を整える役割を果たしてくれます。

ただ、食物繊維にはもう一つの役割があります。
食物繊維には水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の二種類に分けられます。

水溶性食物繊維は善玉菌の餌になる食物繊維で、腸の中をゆっくりと動いて食べ過ぎを防いでくれる食物繊維でもあります。
一方、不溶性食物繊維は、腸内の水分を吸収しお通じの量を増やしてくれます。
どちらも善玉菌を増やすという意味合いでは同じですが、作用が全く異なり、「食物繊維を食べて腸の掃除をしてくれる」というのは、不溶性食物繊維の役目です。

食物繊維が豊富な食材

食物繊維が多い食べ物と言ったら、何を思い浮かべますか?
ゴボウ・トウモロコシ・キノコ類・玄米・こんにゃくではないでしょうか。

これらはどれも、不溶性食物繊維です。
個人的には、食物繊維が豊富といわれている食材は、不溶性であることが多いようなイメージです。
※こんにゃくは凝固剤を使用して製造されている市販品に限ります。

一方、水溶性食物繊維は、キャベツ・レタス・リンゴ・ジャガイモ・海藻類などが挙げられます。

不溶性は煮込んでもしっかりとした繊維質を感じられますが、水溶性は水に溶けだしてしまうため、熱すると流れ出てしまいます。
ですので、加熱する際は流れ出た繊維までしっかり摂れるようにスープにして食べるのがおすすめです。

水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の一般的な摂取比率は、水溶性1に対し、不溶性3といわれています。

ですが、体質によっては水溶性を多くとらないと便秘になってしまう方もいるんです。
食物繊維をしっかり食べているのに、便秘になりやすいと感じられている方は、水溶性食物繊維の摂取量を増やしてみてください^^

とはいえ、キャベツやリンゴばかり食べるわけにはいかないですよね。
そんな時におススメなのは、寒天入りのスープ。

キャベツなどの葉物野菜は煮る事で量(かさ)が減るので、量を食べることができるほか、寒天を入れることで更に水溶性食物繊維の摂取量を増やすことができます。
水溶性食物繊維は腸の中をゆっくりと動いて食べ過ぎを防いでくれるため、ダイエットを考えている方でしたら、炭水化物や脂質を抑えることで、摂取カロリーを減らすことができるかもしれないですね!

◆以前紹介したスープのレシピはコチラ
腸を刺激するストレッチ

食べ物を変えるだけではなく、ストレッチでも腸を刺激することができます。

1.両ひざを揃えた状態で立てて寝転がります。
腕は真横に開き、手のひらを天に向けます。

2.ゆっくりと息を吐きながら、両ひざを左に倒します。
この時、膝を倒すスピードに合わせて手のひらをゆっくりと下に向けて、顔を真右に向けます。
お腹に力を入れないことがポイントです。

3.息を大きく・ゆっくりと吸いながら(1)と同じ体勢に戻します。

4.(2)のように息を吐きながら膝を右に倒します。
手のひらも同じように下に向け、顔は真左に向けます。

5.もう一度(3)をします。これを計2セットおこなってください。

顔を膝と真逆方向へ横に倒すことで、腰痛対策のストレッチにもなります。
腰痛が気にならない方は顔を真横に倒さなくてもOKです。

◆番外編「腸のガスを抜くストレッチ」

1.仰向けで寝て膝を抱えます。
この時、足に力を入れないように気を付けましょう。

2.お腹を意識しながら深呼吸×5回してください。
その後、ゆっくりと手足を延ばして仰向けをして深呼吸をしてください。

定期的な全身のメンテナンスは必要です!

全身の巡りがく血行が悪くなってしまうと、身体の体温が下がり冷える原因となります。
血液が冷えた状態で体内をめぐるので、冷えは手足だけではなく、内臓も冷えてしまうんです。

血行不良により胃腸の動きが鈍ることもあるため、全身をしっかりとほぐしてあげることも大切です。

日々のストレッチは、気になるところをやるだけでもOKですが、やはり最低でも月1回の身体メンテナンスとして、全身のストレッチなどをすることをオススメします。

ご自身で全身のストレッチをするには、時間も知識も必要になります。
ですので、そんな時は他人の手を借りてしまいましょう★

当サロンでもご提供しているタイ古式マッサージは、ストレッチと圧により、全身をほぐして身体を健康に導いてくれます。
しかも、あなたはただ寝転がっているだけでOK!
セラピストがあなたの身体に合わせた力加減で全身を伸ばしていきます。

施術後は運動後のような爽快感を得られるだけではなく、ご自身でも気づいていなかったよな足や背中などの疲れも軽減してくれるはずです。

毎日の食生活と簡単ストレッチ&月1のタイ古式マッサージでのメンテナンスで、疲れ軽減だけでなく健康な身体づくりも叶うかもしれません。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。

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